2014年2月8日は東京23区では13年ぶりの大雪警報というニュースが流れました。2001年1月27日のことで、都心で8cmの大雪を観測したそうです。
HBCのアーカイブ天気図でみると、低気圧は6日9時頃台湾北部の海域で発生したときは1012hPa、7日3時に寒冷前線と温暖前線を伴う温帯性低気圧に成長し、20km/hで東進しました。同日15時には九州南西部で速度がゆっくりとなり、7日21時には九州南部を通るころ再び東に35km/hと速度を増しつつ8日18時頃低気圧が最も接近した藤沢では風速15m/sの強風で積雪が舞いました。大鋸の自宅で35cmにもなり気温0℃を低下しました。中心気圧が988hPaまで低下したとおもわれます。9日3時には閉塞前線を伴い、30km/hでさらに東進し、6時に関東東方海上で980hPaにまで発達しました。午後には少し中心気圧984hPaに上昇しましたが、次第に向きを北寄りに変えて東北地方はるか沖まで進んだころには再び980hPaとなり、北海道東部から北方四島を抜けてから次第に弱まり12日中には消滅しました。北極を中心とした気温図をみると、7日〜9にかけて寒気の南下によるものです。
下の図はAWS藤沢の観測データですが、8日の0時から急激に気温が低がり始め、気温が0℃以下が19時間ほど続いています。8日の21時頃一時風速15m/秒を超えました。