シティ・ウォッチ・スクエア

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21日

GPSを使ったヒートアイランドの観測

気象要素の面的な広がりを知るために、昔から移動観測が行われています。車や徒歩、電車まで使った研究があります。ここでは、自転車にGPSと温度計を取り付け、あとは適当なスピードで決まったルートを走れば、マップ作成の元になるデータが得られます。この場合、気象要素は気温です。写真と図は、つくば市で実施したもので、自転車に測定装置を取り付けた様子と、筑波センター周辺に現れたヒートアイランドです。東京などの大都市は無理です(車を使っても移動に時間がかかり、現象が変化してしまうので)。ポイントは、GPS記録にも温度記録にも同時に時刻を記録することです。これにより、時刻を軸に測定地点と気温が結びつき、マップ作成が可能になります。詳細は別の機会にまたお知らせします。

GPSと温度計を取り付け、適当なスポードで決められたルートを走る方補です。

GPSと温度計を取り付け、適当なスポードで決められたルートを走る方補です。

つくば市に現れたヒートアイランドです。秋の夜で、建物が集中するセンター中心では1㌔離れると約3℃気温が高くなっています。(吉倉、作図)

つくば市に現れたヒートアイランドです。秋の夜で、建物が集中するセンター中心では周辺より約3℃気温が高くなっています。(吉倉、作図)