シティ・ウォッチ・スクエア

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自然エネルギー

エネルギー源の種類別全国マップ (8月8日)

非常に興味有るサイトです。是非ごらんください。エネルギーのベストミックスが重要な地球温暖化対策の一つとなっている現在、温室効果ガスを発生させない発電源開発の国内における展開の実体がわかります。「見える化」することの重要性が良く理解できます。

http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/energy/electrical-japan/

簡易ソーラークッカーの紹介

冬の晴天日の正午頃に、簡単に作成できるソーラークッカーの性能試験を行いました。ニコネットつくばの皆さんと筑波大学との協力です。太陽光を効率よく一カ所に集め、その中央部に野外クッキング用の鍋を置きました。設置の様子を左の写真に示します。受光面を太陽の方位・角度に合わせて、1時間程度のあいだ、太陽を追随するようにすこしずつ向きを変えます。30分に一度程度、向きを調整すれば十分です。右の写真は、鍋と受光面の表面温度をサーモグラフで測定したものです、鍋の表面は黒色、受光面は銀色で反射しやすい素材になっています。測定した表面温度のスケールが右図の右側に示してあります。鍋の表面温度は約75℃になりました。同時に鍋のなかの温度も測定したところ、約90℃に上昇しました。風の影響や太陽高度の変化をうまく調整することができれば、米の炊飯が可能になる可能性があります。ここで紹介したソーラークッカーは非常に安価で簡単に作ることができ、ニコネットつくばが考案したもので、サンピースと命名されています。作り方は、下記のURLに紹介されています。なお、ニコネットつくばは、理事の一人である富岡さんを中心に運営されているグループです。

http://niconet.org/wp-content/uploads/2011/03/sun-peace-j20100928_3.pdf


集光する中央部に鍋を置きます。太陽の方位に合わせで向きを変えます。

暖色系が高い表面温度を示します。鍋の表面は黒色でエネルギーの射出率はほぼ1なので、スケールの表示を使えます。反射面は表面が断熱性のある素材のため射出率が小さめです。従って、この画像だけから反射面と鍋表面の温度を比較することはできません。

筑波山周辺の日射量と日照時間の分布(晴天日)

筑波山周辺の斜面に入射するエネルギー分布(左図)と日照時間分布(右図)です。天候は晴れで、一年の平均的な状態を示します。両方とも地形に依存した複雑な分布ですが、筑波山の南麓で斜面に入射するエネルギーはもっとも明るい黄色に、日照時間は平坦地と同じピンク系の色になっています。年間を通して、この地帯が最も日射環境に恵まれていることがわかります。これらのマップは任意の地域を対象にして作成することができます。計算スキームは私たちが開発したもので、国内でも他にありません。国土数値情報さえあれば、描けます。日射条件の良い地域と悪い地域では気候や生態が異なりますが、その実態を把握するために欠かせない情報です。これらの図は、野村(2008)の研究結果から引用しました。

(図の出典 野村昇平(2009):筑波山における日射量の広域分布の推定.筑波大学第1学群自然学類地球科学主専攻平成20年度卒業論文)

晴天日

日照時間の分布

斜面に入射する栄転日の太陽エネルギー

斜面に入射する栄転日の太陽エネルギー

ソーラークッカー @ ラサ

以前、中国の海北に行ったときに非常にクラシカルなソーラークッカーを見たのですが、残念ながら、写真がなかったので、国環研 王さんのご厚意でラサの写真を頂きました。中国の西部では天気が良いので、ソーラークッカー、太陽熱温水器が日常的に使われているようです。

ソーラークッカー

ソーラークッカー