シティ・ウォッチ・スクエア

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希な天気現象

積乱雲の雲底に現れた乳房雲(6月16日)

乳房雲(にゅうぼううん)は積乱雲や乱層雲など雨を降らせる雲にしばしば現れます。この後雲底が乱れて激しい雨となりました(角田宗夫)。
撮影日時:2017年6月16日午後3時30分頃
撮影地:埼玉県行田市 秩父鉄道行田市駅

関東に白いリング状の雲が出現(6月16日)

海陸風の影響と思われる、関東のリング状雲のニュースです(寄崎)。

Yahoo newsより、引用 こちら


このときの藤沢の気象状況です。

  • 9:00-30に風向が北から南に西経由で交代
  • 風速が少し強くなる(1→2m/s)
  • 気温は1℃位上昇
  • 湿度はやや減少
  • 藤沢付近の雲は9-10時頃北上(こちらより)(画像は強調加工しています)

16日9時

16日10時

 

海陸風前後の気象状況(数値)

天気図(6月16日)

肱川おろし 1月16日に発生ー写真投稿

愛媛県大洲市から瀬戸内海へ流れる肱川の河口では、しばしば霧が強い気流となって流出します。しかしなかなか発生のチャンスに巡りあいません。大洲盆地では霧の層の下では畑で白菜栽培が行われています。霧は質のよい野菜の栽培に必要と言われています。

今回の写真は、松岡 諒さんから届きました。

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太陽柱(11月1日)

巻層雲はいろいろな大気光象を私たちに見せてくれます。これもそのひとつ。雲粒(板状の氷晶)が重力によって水平に並び、それに太陽光が反射することによってみられる現象です。
撮影日:2015年11月1日 午前6時37分

撮影地:藤沢市用田

撮影者:角田宗夫

太陽柱

太陽柱

真昼の虹 10月30日

虹というと、朝晩によくみられるものですね。日中は太陽高度が高く、太陽を背にして発生する虹は足元に出るので、平地ではなかなか見ることができません。お昼時に出ましたので、画像をお送りします。山間部ならではです。

撮影日:2015年10月28日 お昼前後
撮影地:群馬県水上町藤原湖と奈良俣ダム
撮影者:角田宗夫

藤原湖と奈良俣ダム

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竜巻?被害について

17日の14時ころに、辻堂・亀井野・六会・横浜泉区西部にかけて突風の被害が発生しました。この時に、NPOの藤沢AWSの観測では14m/sを記録しました。本日19日の新聞記事では、気象庁が竜巻を認めた、とありました。

昨日(18日午後)にニュースの映像にもあった日大の桜並木の倒伏現場を見てきました。次の写真の通りです。並木路の両側はグランドで、強風を受けやすく約40㌢ほどの立派な桜が2本倒れていました(17日中に根本を残して伐採)。写真から、歩道のアスファルトが盛り上がっていることが分かります。根の張る深さを幅が限られていて、倒伏し易い状態であったことも分かります。

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AWSの記録を拡大した図を次に示します。上段の赤:瞬間風速は、14時ころに突然強風が吹いたことがわかります。青:風向はほぼ南ですが、強風発生の前後で東寄りから西よりにシフトしました。中段の赤:気温は、風向シフトに同調して若干気温が下がりその後元にもどる傾向を示しました。また、下段のブルー:降水量には、4mm/hのピークが現れました。20150817AWS

風向の変化を考えると、移動する強風の中心部に向かい、時間とともにシフトしたこと、気温の低下と降雨を伴ったことから、竜巻だったと判断してもおかしくないと考えられます。さらに詳細な解析を行うことで、竜巻の実態が明らかになるでしょう。これには、AWSの瞬間値の解析、付近の気象観測値の整理、により明らかになるでしょう。

竜巻と思われる強風が発生した時刻前後の対流域の分布(http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2015/08/17/29941.html)は以下のとおりです。興味のある会員は、一緒に解析してみませんか。members@に申し込んでください。

20150817

 

 

台風一過の虹 (2015/7/20)

昨日、夜明けとともにぱらぱらと雨が降り、日の出頃の西空に虹が出ました。

IMGP3027コピー[3]2015.7.20 午前5時頃 撮影地:藤沢市用田
主虹の外側にうっすらと副虹が見られます。主虹と副虹とは色の並びが逆になっています。その間がアレキサンダーダークバンド。肉眼では、確認できましたが、写真にはあまりよく映りませんでした。
ちなみに、次の2枚の写真は一昨年同じ場所で撮影したものです。10年に一度という大型の台風、平成25年台風26号が房総沖を足早に抜けていこうとしていました。
IMGP0151 - コピー[4]
IMGP0142 - コピー[3]
2013.10.16 午前5時30分頃 撮影地:藤沢市用田
七十二候では、二十四節気『清明』の末候に『虹始めて見る(にじはじめてあらわる)』とあります。4月中旬ころです。経験的にも、虹は夏に多く冬に少ない感じがしています。
角田 宗夫

 

タンジェントアーク他 5月22日

本日三回目となります。
午後は川崎市多摩区に行っていましたが、そちらでもハロと環水平アークが見られました。夕方帰宅すると、期待通り、幻 日(22°)が出ましたが、そのほかにもレアな大気光象が見られましたので、添付します。
1枚目…わかりにくいのですが、画面中央付近に22°ハロ上に現れた幻日と左端には、幻日環と46°ハロの交点付近(わずかに虹色に輝いている)が見られます。
2枚目は、太陽の左右に現れた幻日と太陽の真上に見られるタンジェントアークです。うっすらとした22°ハロがそれらを結んでいます。
撮影地:藤沢市用田  撮影日時:2015年5月22日午後5時50分頃
角田宗夫
参考:空の輝き(気象光学現象の解説)
IMGP2872
IMGP2883

22°ハロと環水平アーク 5月22日

今、5月22日午前11時を回ったところです。先ほど、120°幻日の写真をお送りしましたが、また、大気光象が現れましたのでその画像をお送りします。10時50分頃の撮影です。今日は、わくわくする一日になりそうです。
 写真(上)は、22°ハロ
 写真(中央)は、22°ハロと環水平アーク
 写真(下)は、環水平アーク
いずれも、撮影地:藤沢市用田
角田宗夫
IMGP2828
IMGP2843
IMGP2842