シティ・ウォッチ・スクエア

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天気

真昼の虹 10月30日

虹というと、朝晩によくみられるものですね。日中は太陽高度が高く、太陽を背にして発生する虹は足元に出るので、平地ではなかなか見ることができません。お昼時に出ましたので、画像をお送りします。山間部ならではです。

撮影日:2015年10月28日 お昼前後
撮影地:群馬県水上町藤原湖と奈良俣ダム
撮影者:角田宗夫

藤原湖と奈良俣ダム

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竜巻?被害について

17日の14時ころに、辻堂・亀井野・六会・横浜泉区西部にかけて突風の被害が発生しました。この時に、NPOの藤沢AWSの観測では14m/sを記録しました。本日19日の新聞記事では、気象庁が竜巻を認めた、とありました。

昨日(18日午後)にニュースの映像にもあった日大の桜並木の倒伏現場を見てきました。次の写真の通りです。並木路の両側はグランドで、強風を受けやすく約40㌢ほどの立派な桜が2本倒れていました(17日中に根本を残して伐採)。写真から、歩道のアスファルトが盛り上がっていることが分かります。根の張る深さを幅が限られていて、倒伏し易い状態であったことも分かります。

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AWSの記録を拡大した図を次に示します。上段の赤:瞬間風速は、14時ころに突然強風が吹いたことがわかります。青:風向はほぼ南ですが、強風発生の前後で東寄りから西よりにシフトしました。中段の赤:気温は、風向シフトに同調して若干気温が下がりその後元にもどる傾向を示しました。また、下段のブルー:降水量には、4mm/hのピークが現れました。20150817AWS

風向の変化を考えると、移動する強風の中心部に向かい、時間とともにシフトしたこと、気温の低下と降雨を伴ったことから、竜巻だったと判断してもおかしくないと考えられます。さらに詳細な解析を行うことで、竜巻の実態が明らかになるでしょう。これには、AWSの瞬間値の解析、付近の気象観測値の整理、により明らかになるでしょう。

竜巻と思われる強風が発生した時刻前後の対流域の分布(http://www.tenki.jp/forecaster/diary/deskpart/2015/08/17/29941.html)は以下のとおりです。興味のある会員は、一緒に解析してみませんか。members@に申し込んでください。

20150817

 

 

台風一過の虹 (2015/7/20)

昨日、夜明けとともにぱらぱらと雨が降り、日の出頃の西空に虹が出ました。

IMGP3027コピー[3]2015.7.20 午前5時頃 撮影地:藤沢市用田
主虹の外側にうっすらと副虹が見られます。主虹と副虹とは色の並びが逆になっています。その間がアレキサンダーダークバンド。肉眼では、確認できましたが、写真にはあまりよく映りませんでした。
ちなみに、次の2枚の写真は一昨年同じ場所で撮影したものです。10年に一度という大型の台風、平成25年台風26号が房総沖を足早に抜けていこうとしていました。
IMGP0151 - コピー[4]
IMGP0142 - コピー[3]
2013.10.16 午前5時30分頃 撮影地:藤沢市用田
七十二候では、二十四節気『清明』の末候に『虹始めて見る(にじはじめてあらわる)』とあります。4月中旬ころです。経験的にも、虹は夏に多く冬に少ない感じがしています。
角田 宗夫

 

梅雨の晴れ間の夕焼け

梅雨の合間に、めずらしく、冬に負けないほどキレイな夕焼けが現れました。夏至を過ぎた頃で、西北西へ回り込んだ太陽が、沈む直前に、層積雲の底をオレンジ色に染めました。空気は湿って暑いですが、直前の雨で視程が良くなり、はるかに富士山の向こう側の雲まで見えました。画面左下の黒いシルエットの松の樹の頂上で、カラスが子育てをしています。家族で、夕焼け空を楽しんでいるハズですが、どうでしょう。

IMG_6397

 

 

7月3日 CWS藤沢の気象

皆様
昨日は、前線の活発な活動で、結構な雨が降りました。

CWS藤沢観測所の記録では、日積算89mm、1時間最大23.5mmでした。
辻堂でも同様の傾向でした。
気象庁データ(時間データ)
気象庁データ(日データ)

CWS_fujisawa_20150704_realCWS_fujisawa_20150704_2Days

CWS_fujisawa_20150704_1week

以下は、7/3 9:50のレーダー(過去レーダ:参考はこちら

201507030950_W

201507030950_F

参考

 

タンジェントアーク他 5月22日

本日三回目となります。
午後は川崎市多摩区に行っていましたが、そちらでもハロと環水平アークが見られました。夕方帰宅すると、期待通り、幻 日(22°)が出ましたが、そのほかにもレアな大気光象が見られましたので、添付します。
1枚目…わかりにくいのですが、画面中央付近に22°ハロ上に現れた幻日と左端には、幻日環と46°ハロの交点付近(わずかに虹色に輝いている)が見られます。
2枚目は、太陽の左右に現れた幻日と太陽の真上に見られるタンジェントアークです。うっすらとした22°ハロがそれらを結んでいます。
撮影地:藤沢市用田  撮影日時:2015年5月22日午後5時50分頃
角田宗夫
参考:空の輝き(気象光学現象の解説)
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22°ハロと環水平アーク 5月22日

今、5月22日午前11時を回ったところです。先ほど、120°幻日の写真をお送りしましたが、また、大気光象が現れましたのでその画像をお送りします。10時50分頃の撮影です。今日は、わくわくする一日になりそうです。
 写真(上)は、22°ハロ
 写真(中央)は、22°ハロと環水平アーク
 写真(下)は、環水平アーク
いずれも、撮影地:藤沢市用田
角田宗夫
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120° 幻日 5月22日

今朝(2015年5月22日午前6時30頃)、めずらしい120°幻日が出ました。
一枚目の中央付近、巻層雲が一部白く輝いています。
二枚目の写真、太陽が左端にあります。
普段よく見られる22°の幻日に比べて見栄えがしません。そのためかあまり気付かれることがないようです。
撮影地:藤沢市用田  ちなみに前景は私の畑です。タマネギの収穫を終えました。間もなく手前の赤タマネギも収穫します。
角田宗夫
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光環の考察 3月10日

AWS2015:03:13 21.19.47 IMGP2435 - コピー             (上)3月10日13時の光環現象の写真(角田様撮影)   (左)藤沢AWSの2週間データ図の中央あたりが3月10日13時で湿度30%気温12℃、南風10分間平均風速7m/s、最大瞬間風速15m/sと読めます。

当日未明から6時頃まで小雨が降っており、7時頃になって雲が急速に消え、乾燥したやや温かい強い南南西風が入ってきています。光環の背景に高層雲がわずかに残っていますが、輪の形がやや縦長であるので、花粉が原因していることも考えられます。(※花粉光環については「空の輝き」サイト参照)

局地天気図気圧2015:3:10:日本時13時 ウェーザーニュースの局地天気図(気圧)を引用しています。神奈川県北部に局地的な小低気圧があります。藤沢は西南西風です。地上天気図2015:3:10:日本時12 時                                                                                                                                       (左)気象庁の3月10日12時地上天気図です。東北地方の低気圧に日本海側の低気圧が合体しようとしています(爆弾低気圧に)

 

 

 

 

 

 

(下)北半球500hPaの高層天気図です。強い寒冷渦が東北地方上空にある。

500hPa高層天気図2015:3:10:日本時12時

光環(コロナ)

今日は、上空に寒気が入って、とても大気が不安定なようですね。午前中、隣市の海老名駅まで行ってきましたが、急に大粒の雨が降ってきました。こちらもどん どんと低層の雲が増えてきています。太陽の周辺は青空が広がっていましたが、気づかないほどの雲粒があるようで、珍しい大気光象が見られました。撮りたて の画像をお送りします。撮影地:藤沢市用田 日時:2015.3.10 午後1時前後
角田宗夫
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