羽田を飛び立った西へと向かうジェット旅客機はその多くが神奈川県の上空を通る。その飛行機雲は姿を変えながら東へと足早に移動していく。画像ではいくつかの帯が肋骨雲や尾流雲となっている。十種雲形では巻雲に分類されるのだろう。
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『もつれ雲』は巻雲の変種。巻雲の中ではわりと普通に見られる。
関東地方では、9月に入ってもまだ真夏日が続いている。太平洋高気圧の勢力が強いので、最近発生した台風8号、9号、10号は、九州西方沖から朝鮮半島へというコースをとっている。そのため、昨日、新潟など日本海側ではフェーン現象で、40℃を超えた地域もあった。太平洋高気圧の衰えとともに、台風の進路は東へと移り、本州を直撃するものもあるかもしれない。危険なシーズンであるが、雲も変化に富む季節でもある。
長かった梅雨が明けてから11日目、そして、立秋から4日目。この日、関東地方に熱中症警戒アラートが発令された(今年三回目)。撮影地から500mほど離れたアメダスでは13:24に37.6℃を観測。北関東では40℃超えの地点も。
夏至間近の夕刻、午後7時近くなってようやく日が沈んでいったが、上空の巻雲にはまだ日が当たっている。
巻雲というと、この鈎状雲(種)がイメージとしては一番浮かびやすい。
巻雲の肋骨雲
撮影日:2018.12.10 撮影地:横浜MM21
わずかに高度の違う巻雲が高速で西から東へと流れています。