シティ・ウォッチ・スクエア

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春一番

春一番の天気図とAWS藤沢

ニュースによれば、本日18日11時に気象庁は関東地方と四国地方で「春一番」が吹いたという。共に、2013年より17日遅い観測であり、春分の日までの条件で期限ぎりぎりである。高知では日本で一番早くソメイヨシノが開花したという。正午までの最大瞬間風速は、東京で19.9メートルを観測した。そのほか、神奈川・横浜は21.6メートル、千葉は23.4メートルなどとなっている。また気温は、東京で20.3度まで上がって、2014年初めて、20度を超えた。

藤沢AWSのモニタリングでは6時に南風になると同時に8m/sを超え、その後は南風の中、12時には14m/sに達した。この時刻の地上天気図を気象庁のサイトから切り抜いてみた。14031806 14031812

日本海北部を発達しながら東進する温帯性低気圧に移動性高気圧からの南風が吹き込んでいる。12時を過ぎると湿った気流が入ってきて曇りとなり日照量が低下した。JR東日本によると、強風の影響で、東海道線は午後2時57分から、小田原 – 熱海間の上下線で運転を見合わせている。このまま南風の状態が続いている。昨年は3月12日に春一番が吹いたあと寒冷前線が通過し、北風となり、翌日には寒の戻りがあったが、今年の「春一番」後は台湾北部の停滞前線から温帯性低気圧が発生し、明後日は東進してきて関東は雨になる。

一方で、「2月14日に富士山有料道路(富士スバルライン)を覆った雪は最高10メートル程度に積もり、道路を分断、4合目の大沢駐車場にある休憩施設や展望台が壊れた。2月の記録的な大雪が影響しているとみられ、富士スバルライン沿線の建物が雪崩被害を受けるのは1998年以来。県は富士スバルラインの除雪を進め、5月の大型連休前の全線開通を目指す方針だが、降雪や再び雪崩の恐れが生じ、復旧作業が滞る可能性もあり、行楽シーズンに間に合うかは見通せない。」というニュースが飛び込んできた。雪崩は12〜13日(前に九州、奄美の春一番)頃の気温上昇や強風が原因かもしれない。

スクリーンショット 2014-03-18 19.27.22AWS藤沢

春一番から春の嵐へ

3月12日から13日にかけて春らしさが一段と出てきましたね。12日富山地方気象台で北陸地方が、13日鹿児島地方気象台で九州南部から奄美地方で「春一番」が吹いたと宣言されました。「春一番」は立春から春分の日までの間に日本海の低気圧に向かって吹く平均風速8m/sの強風以上で前日より気温が上がるという条件で命名されることが多いようです(身近な気象の事典)。850hPaと700hPaの高層天気図では地上天気図よりも北に低気圧が見られます。南の高気圧の西側にあたる九州から日本海に向けて強風が吹いています。

各種のニュースによると、北陸地方では、金沢、富山、福井地方気象台のいずれか1つが10m/s以上その他が6m/s以上、九州地方では、南寄りの風が8m/s以上で九州南部が暖域にあるというように地方気象台によって独自の条件をつけているようです。いずれにしてもこれから暖かくなるようでわくわくします。春一番の後には再び冬型になり突風災害(春の嵐)が起きることにも注意という警告の意味もあります。

九州地方南部と奄美地方で「春一番」  昨年より37日遅く(ウェザーマップ)_-_写真_-_Yahoo_ニュース 春の嵐

関東地方では「春一番」は宣言されていないようですが、藤沢AWSの2日間の変化を切り取ってみました。12日15時頃晴れて瞬間最大風速10m/sが、13日は雨で15時と20時に15m/sが出ています。ともに南風ですが、前者は「春一番」、後者は「春の嵐」と呼べますでしょうか?。

春一番から春の嵐へ